並列オープン・セッション
- 日時: 6月25日(水) 15:00-17:00
- 場所: サンポート高松
セッション一覧
▼セッション1 「太古以来, 人は何をモデリングしてきたか? 」
〜real2model2realへのイントロダクション 〜
▼セッション2 「FLOSSは日本のソフトウェア技術者を救うか?」
〜Don't trust anyone over thirty〜
▼セッション4 「バックスラッシュにつながるプロダクトライン開発」
▼セッション5 「情報系学部やIT企業の人気低下に立ち向かう教育」
▼セッション7 「SW開発やりくりについて、聞きかったこと、話したかったこと」
プログラム詳細
◇セッション1 「太古以来, 人は何をモデリングしてきたか? 」
〜real2model2realへのイントロダクション 〜
- 開催形態:パネル
- プログラム:
- 司会:山田 正樹(メタボリックス)
- パネリスト:東田 雅宏(TAO Bears)
野中 哲(True Logic)
- 概要:
モデリングとはUMLを使ったモデリングだけではありません. ソフトウェア開発のあらゆる側面がモデリングです.しかもそのモデリングは現実の社会が対象です.つまり、モデルは実際に動かすことができ,モデルを動かすことによって現実の社会を変えることができます.
このパネルでは、モデリングという面から見たソフトウェアとソフトウェア開発を現実につなげるためにどうすべきかを議論します.
野次馬的無責任な乱入を歓迎します.
◇セッション2 「FLOSSは日本のソフトウェア技術者を救うか?」
〜Don't trust anyone over thirty〜
- 開催形態:パネル
- プログラム:
- 司会:中野 秀男(大阪市大)
- パネリスト:すずき ひろのぶ(FSIJ)
鵜飼 文敏(Googleエンジニア)
まつもと ゆきひろ(Ruby開発者,基調講演者)
塩崎 量彦(オープンソース・プログラマ,Nexedi SA)
他
- 概要:
日本のソフトウェア産業は恐ろしいほどの労働集約的産業であり、既に若い人たちの目には魅力ある産業として映ってはいません。インターネット上ではIT技術者というのは現代の女工哀史とまで呼ばれる始末ですが、それに反論できる力さえ既に失っています。日本のソフトウェア開発はこのままでは早晩、BRICsに追い抜かれてしまうでしょう。そんな状況の中、日本のソフトウェア技術者が生き残るために自ら何ができるのでしょうか。きっとその答えが FLOSSにはあると思います。
◇セッション3 「無形労働としてのソフトウェア開発」
- 開催形態:パネル
- プログラム:
- 15:00 - 16:00 キックオフ・プレゼンテーション
プレゼンター:伊藤 昌夫(ニル ソフトウェア)
葉 雲文 (コロラド大学 & SRA)
岸田 孝一 (SRA-KTL) - 16:00 - 17:00 ミニパネル
司会:熊谷 章(Tao Bears)
パネリスト: 上記プレゼンターの3人
- 15:00 - 16:00 キックオフ・プレゼンテーション
- 概要:
昨年6月のIWFST および12月の SEA Forum での討論を踏まえて,ソフトウェア開発というわれわれの仕事を無形労働(Immaterial Labor) という視点で捉えなおすと一体何がみえてくるのか,それによってソフトウェア工学の枠組みにどのような根本的変革がもたらされるのかを,3つプレゼンテーションとそれに続くミニパネルで議論してみたいと考えています.もちろん,すぐに何かの結論が導き出せるようなことがらではありません.参加者のみなさんの協力によって,2日目の WG3 の討論で扱うべきいくつかの問題点を浮かび上がらせることができれば幸いです
◇セッション4 「バックスラッシュにつながるプロダクトライン開発」
- 開催形態:パネル
- プログラム:
- 司会:鈴木 郁子(シャープ)
- パネリスト:山内 和幸(リコー)
山崎 進(北九州市立大学)
他
- 概要:
プロダクトラインは多品種開発の効率化の切り札として、また,コア資産を集中的に品質保証することで、品質向上にも効果があるとされている。しかし、これらの中には過度な期待も含まれており、正確な実像になっていない。 幅広い品質の何を重視するかによって、また対象とする資産の種類によって、さまざまな品質評価手法の有り様も変わる。 本パネルでは、上流での品質確保を目的としたバックスラッシュモデルを現実的なソリューションとするために、何をすべきかを明確にしていきたい。
◇セッション5 「情報系学部やIT企業の人気低下に立ち向かう教育」
- 開催形態:パネル
- プログラム:
- 司会:君島 浩(アルー)
- パネリスト:小笠原 豊道(よんでんメディアワークス)
(交渉中)(香川大学)
篠崎 直二郎(NECソフト)
- 概要:
いま、少子化に加えて情報系学部およびIT企業の人気低下が問題となっています。これらの環境変化をIT分野の入り口でいち早く察知し、施す解決策を具体化するのが教育の役割であると考えられます。このパネルでは、導入教育寄りの部分に重点を置いて、最近の問題を参加者の皆さんと洗い出し、認識を共有します。制度論よりも、教育現場の具体的な取り組み方法を中心に討論します。
◇セッション6 「ソフトウェアテストの観点と対応技法」
- 開催形態:チュートリアル
- プログラム :
講師:秋山 浩一(富士ゼロックス) - 概要:
このTutorialでは、ソフトウェアテストにおいて考慮する必要がある9つの領域を定義し、それぞれに対応するテスト技法やレビュー観点について解説します。9つの領域とは次の通りです:
<開発の領域>
・ 要件(Why), 仕様(What), 設計(How)
<テストの領域>
・ 入力(Input), ソフト(Man,Method), データ(Machine)
<お客様の領域>
・ 未来(Monopoly), 現在(New Target), 過去(Customer)
◇セッション7 「SW開発やりくりについて、聞きかったこと、話したかったこと」
- 開催形態:パネル
- プログラム:
- 司会:新谷 勝利(IPA/SEC)
- パネリスト:松原 友夫(松原コンサルティング) 、
奈良 隆正(奈良コンサルティング) 、
中山 優紀(日立S&S)
- 概要:
事前のメーリングリストで参加者によって交わされた、開発現場で日常「やりくり」している『面白い』,『ためになる』事例をパネリストが紹介します。フロアの皆さんからも『面白い』,『ためになる』事例を出していただき、 参加者の討論を通じて掘り下げていきます。